標高の高く冷涼な北部、日照に恵まれ温暖な南部のサンジョベーゼグロッソをブレンドすることで、この地域特有の気候や風土をワインに反映させている。
【生産者インタビュー】
モントゾーリの畑で造られる葡萄は、古くから価値あるものと思われてきました。それは常に葡萄が完全に熟すからです。他の北側斜面の葡萄畑よりも日照量が多く、高い糖度と豊富なポリフェノール類を得られます。また標高が高いため、酸やphを維持することも出来ています。
モントゾーリのワインの特徴は、柑橘系果実とバルサミコのような印象です。北側の特徴である厳格なタンニンを持っていますが、それと同時に南側の特徴である完熟した果実味、スパイシーさ、アルコール度数の高さも併せ持っています。
モントゾーリの丘は、主に2つのセクションに分けられます。 主に森とオリーブに囲まれた西側と、葡萄畑が標高230〜380mの間に広がる東側及び北側、これら2つのセクションです。同じ丘でも、それぞれ斜面の向きや景観によって表現が変わってきます。
地質学的には、主に痩せた土壌で、石が多く、表面は目で見てよくわかるほどの泥灰土です。モントゾーリの土地は、高貴な土壌で、暖かく、そして水はけが良い。つまり、水を吸収しやすいと言われているサンジョベーゼグロッソに理想的な土地だと言うことができます。北側の中でも特に雨が少なく、同時にどの方角からも太陽からの光を一年中吸収することが出来ます。
また、モンタルチーノの村がある丘が、南側から来る湿った空気を遮り、モントゾーリの畑を守ってくれます。一方、冷たい風は、夏の好ましい気温差によって障害とはなりません。
アルテジーノは、1975年にモントゾーリ単一畑のワインをリリースし、モンタルチーノにおいて初めてクリュの概念を導入しました。現在モントゾーリのワインは、畑の中でも最も樹齢が古い樹から造られています。生産量は年間約10,000〜12,000本です。 醸造セラーでの主な目的は、エレガンスとクラシックブルネッロの厳格さを保つことです。 マセラシオンは12日間、アルコール発酵は温度管理されたステンレスタンクで行われ、その後30〜36ヵ月オーク樽で熟成されます。
今やモンタルチーノには250以上ものワイナリーがあります。その中で、アルテジーノの特徴とは何でしょうか?
モントゾーリという特別な畑を持っていること、自社農園の葡萄しか使っていないことや、1972年の設立で、ブルネッロの生産者の中でも歴史が古い(多くの生産者はファーストヴィンテージ90年代である)などです。
アルテジーノは伝統的な生産者であり、クラシックスタイルのブルネッロを生産しています。アルテジーノのスタイルは、凝縮感のある濃厚ながっしりとしたスタイルではなく、エレガンスとバランスを重視しています。エレガントさが、長期保存を可能にしています。 もちろん、収穫は人の手で行っています。
アルテジーノは伝統的ですが、同時に革新的なマインドも持っています。1975年に最初のクリュワインを造ったのもそうですし、常に畑や醸造設備に投資をしています。最初にバリックを使い始めたのもアルテジーノです(現在はブルネッロには使っていませんが)。2002年に(オーナーが変わり)大々的な設備投資がなされました。主に畑への投資ですが、セラーも大幅に改修しました。発酵設備の一新、エイジングセラーの増設が行われ、2006年に完了しました。
ブルネッロ ディ モンタルチーノ
ブルネッロ ディ モンタルチーノ
“モントゾーリ”
1975年に単一畑のブルネッロディモンタルチーノの先駆けとして、ブルネッロディモンタルチーノモントゾーリをリリース。2015年は発売40周年の特別なエチケッタ。
輸入元:スマイル
文章内の資料や写真などは、インポーター様、生産者様HPからの情報を抜粋・引用させて頂きました。
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