【試飲しました】

濃密な香り立ちが素晴らしい!シロップ漬けのみかんの缶詰、甘夏など酸っぱさを思わせる柑橘類。口に含むと同じく柑橘系を想起する充実の酸味、苦味。余韻にかけて印象に残るミネラルのコク。しっかりしたボディを感じます。Alc度数は14%でした‥

【生産者】
キエザカルロは、この地で代々農業や酪農を営んできた家族経営の生産者。アルバの醸造学校を卒業後2010年から家業に加わった5世代目となる ダビデ と父の レナート を中心に運営している。
畑は、ロエロ北部のサントステファノにある。標高の高いモンフリッジョの丘など約9haを所有し、有機栽培を実施している(サステイナブル認証のみ取得)。

彼らの畑は傾斜の強い斜面にあり、年間のも降雨量も少ないため、サラサラと崩れやすい砂地の土壌。そのため、一部の区画では刈り取った枝を敷き詰めて土壌が崩れないようにしている。 このエリアは北側のトリノ方面から常に風が吹いており、日当たりの良さと相まって畑に湿気がこもらないのでオーガニック栽培に向いている。
【所在地】
Fr. S.Antonio, 10, 12040 Santo Stefano Roero CN, イタリア
詳細はGoogleMapでこちらから
タナロ川左岸のロエロ地域の土壌は、右岸のバローロやバルバレスコ地域とは異なり、一般的に泥灰質の砂岩で、砂岩、海洋起源の堆積岩、石灰岩、粘土、砂を豊富に含んでいる。
ロエロ丘陵地の海洋起源の土壌には貝殻の化石も多く含まれるなど有機物が少ないものの、ミネラル分が豊富に含まれていて、このことがワインの味わいにも影響を与えている。 “Consopzio Tutela Roero”より引用
【ワイン】
品名
ロエロアルネイス“クイン”
原産地呼称
ROERO ARNEIS DOCG
容量750ml
ヴィンテージ2020
品種構成アルネイス100%
クインは標高330m、サントステファノの丘の頂上にある東向きのわずか0.9haの区画で、斜度55%(およそ28度)とかなりの急斜面。石灰を含む砂質土壌。ギュイヨ仕立てで1960年の植樹。植密度は5000本/ha。収量50ql(5t)/ha。
アルネイスは9月上旬に手摘みで収穫。ソフトプレスののち2時間程度のマセラシオンと15℃の低温で1カ月かけて野生酵母で自然発酵。6カ月間ステンレスタンクで熟成。瓶詰め後さらに12ヵ月間落ち着かせてからのリリース。Alc度数は14%、生産本数は4000本。
【インポーター様コメント】
熟した果実や白い花のボリュームあるアロマ。 フルーティでありながら酸とミネラルがしっかりと感じられるため、フレッシュで飲み飽きしない白。
【同じ生産者のワイン】

ロエロ“モンフリッジョ”2016
輸入元:飯田
文章内の資料や写真などは、インポーター様、生産者様HPからの情報を、抜粋・引用させて頂きました。